|
スペインのシューズのお奨めはCAMPERだ
今年の夏はとても暑かったね。久しぶりの東京の生活、毎日出歩いて充分に堪能したよ。
暑いといっても、セビージャの40℃に比べればたいした事ないよ。ぼくは夏おとこ、暑さにはめっぽう強いんだ。渋谷、六本木、新宿、吉祥寺、下北沢と若い人に人気の街をほっつき歩いた。楽しかった。Tシャッに短パン、頭にはリアル・マドリッドのキャップをかぶり、短いソックスにCAMPERのシューズ、僕の夏のスタイルだ。
スペインに来ると、日本人の観光客は高い高いロエベを買い求めるが、靴なら絶対にCAMPERだよ。一万円以下でデザインも斬新、履き心地は満点、街なかでも長距離の散歩でもOK、皮靴ならCAMPERをお奨めするよ。
日西若者考察…
日本では盛り場を歩く女性たちのファッションは比較的おとなしいね。セビージャやマドリッドの若い女性は、まるで裸同然のファッションで闊歩しているよ。もともと10代から20代前半までがナイス・バデイなので、その美しさを遠慮なく、惜しげもなく強調するんだ。
ふっくらとしたバストや大きめで形の良いお尻は、カラフルな下着まで透けて見えるよ。またサングラスがカッコ良い。スペイン人は比較的目が弱い民族なんで、紫外線の強い夏は100パーセントの女性がサングラスをしている。バザールやメガネショップで安くてカッコいいのがいくらでもあるから、記念に買うのもいいかもね。
ベタ尻座りの男女も見かけたが、こんな風景はスペインでは当たり前、ベタ尻どころが道路に両足を投げ出して咥えタバコで話に夢中になっているよ。タバコは16歳からOKだし、プリーツスカートの制服を着た女子高校生らも、華やかなシェルペス通りをタバコを吸いながらウインドウ・ショッピングしているよ。
彼等は疲れたら道路にゴロンと寝転ろんでしまうんだ。なにしろ祭りが好きな民族だから、道路が観覧席なんだよ。お巡りさんもあまり文句はいわないよ。日本のベタ尻軍団は多くて5、6人の集団、なんかボオーッとしている。その周りには清涼飲料水のペットボトルがせいぜい2、3本転がっているだけ。そして時々ヒソヒソ話。たこ焼きを夢中で食べているのはいかにも日本的でいい。それにしても、なんとおとなしい日本の若者達よ。
パワー溢れる、大らかなスペインの若者たち
スペインの若者軍団は凄いよ、100人、200人は当たり前、大集団の若者達が口角泡を飛ばしてしゃぺり狂ってるよ。集団の仲間たちはかならずギターを持参、ロックにフラメンコ。陽気にしゃぺり、踊り狂い、歌い狂い、なんとにぎやかなこと。
飲み物は圧倒的に酒類だ。スペイン人は男も女もお酒が大好き、そして強い。コーラや
ファンタのボトルも転がっているが、まずはデカイ壜のビール、そしてワイン、シェリー、ウイスキーの酒、酒、酒だ。
古今東西、若者達はお金が無いのが当たり前。したがってレストランやバルでは思う存分飲めないのだ。だから若者たちはスーパーマーケットで壜ごと買って、広場や公園で飲むんだ。
スペイン語で壜のことをボテイジャと言うが、彼らのことを称してボテジョン族という。酒はスーパーだけでなく、なんとガソリンスタンドにも売っているんだ。「飲んだら運転するな」は日本だけなんだね。
飲んだら、生理現象が起きる。おしっこも垂れ流し。男の子はまあ−いいとして、女の子はどうするかって、勿論垂れ流しさ。女の子が周りを囲み、道路にしゃがんで、やってしまう。駐車している車と車の間ならしゃがんでしまったら、周囲から見られないから絶好の野外トイレのようだよ。このへんのモラルは日本の女の子を見習って欲しいね。
ボテジョン族は明け方まで大騒ぎ。僕もある日、早朝散歩で街を歩いていて車のかげにいた2つの大きなお尻に出っくわしたことがあったよ。男の子が2人、見張り役で立っていたが、スカートをたくし上げ、おしっこをしている女の子と目が合ってしまった。が、「ブエノス・ディアス」と声をかけられ、にっこり笑ったくれた。なんと大らかなことよ。
黙祷、巨人のこと、そしてちょっといい話
広島、長崎の平和式典、そして終戦記念日。直立不動で黙祷した。
高校野球も毎日テレビ観戦。高校生もITを駆使してメンタルトレーニングの時代だが、がむしゃら、ひたむき、泥まみれ、汗まみれ、敗者の悔し涙は変らない。
大好きな松井秀喜は目下三冠王、優勝は間違いなし。三冠王も間違いなし。
新聞に載った記事、「マドリッドに旅行した時、タクシーの中に、5万円ほど入った財布を忘れてしまったが、一年後に外務省から電話、乗ったタクシーの運転手が現地の日本大使館に届けてくれていたそうだ。勿論、手つかずのまま。お礼に日本の腕時計を送ったが、拾い主から「財布に気がついて、追いかけたが間に合わなかった」とその礼状に書いてあったという。
泥棒やひったくりの横行で評判の悪いマドリッドだが、善意の人々がいることも忘れな
いでね。
セビージャに帰ると9月はビエナル・デ・フラメンコが約1ヶ月。日本から友人、知人が大挙してやってくる。我が家の「倉持食堂」も忙しくなりそうだ。それにしても採り立ての谷中の生姜は美味かったな。味噌をチョンとつけてガリっと食べる。まさに日本の夏だね。ひね生姜はセビージヤにあるが、残念ながら谷中の生姜は無い。
|