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私はクスコに住んでいるのですが、なんとアマゾン支流のマヌー川が流れる、マヌー国立公園のガイドもしているのです。標高3400メートルのアンデスと3000メートル下ったアマゾンにまたがって暮らしているのが現状です。なんてハードな生活なんだろう。でも楽しい!
そうそう、私は子どものときから動植物や虫に興味をもって海外生活14年間、いつも国立公園の近くで暮らし自然と親しんできた自然児。今月からアマゾンシーズンも始まるということで、今回は話題をアマゾン側にシフトして、どうやって日本人の私がアマゾンガイドになったかお話しましょう。
ジャングルガイド講座
私がガイドになった5年前。ある旅行代理店が主催したマヌーガイド養成講座があり、修了すればガイド証がおりるといわれ、私も200ドルを払い参加した。
数週間にわたって環境地理、動植物の生態、エコツーリズムの概念などを学び、いくつものテストを受けてから、最終実地試験となった。実地試験はマヌーに入り、一人で一晩ジャングルの森の中ですごすというもの。サバイバルの知識もない一般の私たちが番頭とツナ缶と釣り針だけをもって、森を切り開きテントを作り、火を起こし、食べ物を見つけて、遠い出発点の森の入り口まで戻ってくるという内容だ。
右も左も同じ緑一色の深い森はジャガーも出るという。火を起こそうと枝を集めたが、雨が降りはじめ火がつかない。森は農園ではないので果実はなっていないし、魚もとれなかった。虫の襲撃に苦しみ、夜になると異体の知れない動物の奇妙な叫び声がこだました。暗闇が恐ろしく、夜が長く、独りぼっちがこんなに心細く感じたことはなかった。
一睡もできず朝をむかえ、試験管の待つ入り口をめざして出発したが、森は恐怖の迷路。川に出たり沼に出たりと森じゅうをぐるぐる迷い、しまいには半べそをかいて森を脱出した。
けれどこの試験の主催者は詐欺師で、結局私たちは農林省の試験を再度受けなくてはならなかった。森の恐ろしさを知った今はもうこのような無謀なことはしたくないが、振り返るともう二度とできない大変有意義な体験をさせてもらったような気もする。
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