| ハロウィーンには何をしましたか?
近頃、日本でもハロウィーンという言葉が聞かれるようになって、若者の間では年間行事になってきましたね。ディスコなんかでは仮装パーティが催されるのではないですか。やっぱり若者の間ではアメリカ的なことがウケル!
クスコにも以前はそんな習慣はなかったのですが、やはり外国人が集まる観光の町ですから、この数年間、雑貨市場ではハロウィーングッズが売られるようになり、ディスコでもお化け行事を祝ったり(さわり程度ですが)するようになりました。
ペルーにはもともとアメリカのようなハロウィーンはないけれど、死者の日(11月2日)というのがあるんです。去年の死者の日に、私はお化けが2日間村中をねり歩くという祭りを見に、サンマルティン県のトレントンの村に行ってきました。
その村での主役はトレントンというお化け。それがなんとも不思議な格好をしているのです。村中の若者たちが頭にひょうたんをつけて、その上から全身を白いシーツで覆って腰でとめるというもの。ちょうどひょうたんのてっぺんを頂点として、大きな真っ白い三角形のかたちになるんです。それがお化け。そのお化けが何十人も集まってピョンピョンはねながら村中、家々に入りこんだり、子供たちを追いかけまわしたり、教会でお祈りしたり、歌ったり踊ったりする祭りです。
私から見るとなんとも滑稽で、なに、この衣装!とあまりにもマンガチックなデザインと演出に思わずふき出してしまうのですが、本人たちは真剣そのものでお化けの役を演じます。そしてお化けたちは村中の人気者。サンタクロースよりも好かれているでしょう。
このお化け役は、やりたい人がやるというボランティアベースで、一度その役をつとめると12年間休んではいけないと言われているんです。もしその掟を破れば、原因不明の死に陥ると言われているからです。
でも、地元の子供たちに聞くと、みんな大きくなったらお化け役をしたいと言います。みなさんも楽しいお化けの行進を見に来ませんか?
※この写真は、すずきともこさんの著書「アンデス奇祭紀行」(青弓社)の霊魂たちの大行進の章で紹介されています。
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