Vol.15
文・写真/すずきともこ

沸騰、クスコは89度!

 先日、日本から訪ねてきた友達が理科の実験で使う温度計を買ってきてくれました。これでマチュピチュ温泉の温度がはかれるぞ!うれしい。

 ところでまずは実験。さっそくアンデス高地のクスコ3400メートルでの沸点をはかってみました。沸騰しはじめたのは摂氏80度近く。そしてゆっくりと温度が上がり、89度でストップ!私の家のヤカンで湧かすお湯は89度でストップしたのでした。

 そのあと少し待ったのですが、100度まで上がりそうもなかったのでそのまま火を止めてしまいました。でも本当は100度まで上がるのかなあ。今度時間のあるときに、もう一度根気良く100度まで上がるか観察しようと思いました。

 と、小学生からずうっと理科係、理科委員だったすずきの初のクスコでの理科実験。地元のガイドさんなんかが、「クスコの沸点は70度だ」とか「80度だ」とかいろいろなことを言っていたけれど、誰も私のように自分ではかった人はいないだろうな。それも日本から温度計をわざわざ取り寄せまでして。

 そんなことをひとり言でぶつぶつ言っていたら、なんとこんなデータを送ってくださった方がいたのです。それによると…

 「ある方が富士山で計測されたデータと比べたところ,以下の通り
だったそうです。

7合目:2780m 沸点 90.0°C
9合目:3460m 沸点 86.9°C
頂上 :3720m 沸点 82.6°C

 沸点は,気圧により違いますから,その日の天候状態にも影響されます
が、鈴木さんの計測結果は,再計測不要なほど正確なデータだと
思います。更に時間が経過しても,温度は変化しません…」
ということでした。

 もう感激! こんなデータを送ってくれるなんて。そうか、時間が経過しても温度は変化しないんですね。無駄な実験をせずによかった。ガス代がういたってことだ。ははは。

 ところで、私はカシオの高度計のついたごっつい腕時計(6000メートルまで標高が測れるというはずの)をペルーで使っているんです。

 けれど4500メートル付近からほとんど高度が上がらない。5300メートルを超えると、データがある地点でも4500メートルだったりする。今年、日本で調整してもらったのにやっぱりだめ。日本の一番高いところはせいぜい3776メートルだから、やっぱりそれ以上の高度を正確にはかるのは、天下のジャパニーズ・テクノロジーでも難しいのかな。

 カシオ関係の方、もし高度のテストをしたいと思われましたら、私が現地で実地テストをしますからいい時計くださいません?

 毎月アマゾンとアンデスを行ったり来たりしているすずきでした。