| 愛の焼き鳥BBQ"ポイヤーダ
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クスコで友達ができはじめると、いろいろなイベントに誘われる。そのひとつにポイヤーダがある。ポイヨ(pollo)とはスペイン語で鶏肉のこと。ポイヤーダは鶏肉の大きなかたまりを野外でBBQ焼きすること。
このポイヤーダは週末になると、町の郊外の野原や小さな広場などで行なわれる。押し売りのような前売り券があり、私も何度か買わされてきた。普通BBQは一皿6ソルから10ソル(大衆食堂のランチセットの2倍から4倍の値段)と、決して安くはないのが苦しい。
内容はというと、鳥の足一本と数個のジャガイモに、運がよければ炭酸飲料が一本ついてくる。そのチケットを友達や親戚、知り合いつたいに売りさばくのだが、これが意外に地元の人でも買ってくれる。
けちな私はこの値段と、友達の押し売りにいつも渋って買っていたが、意外なことを知るようになって驚いた。週末、町じゅうで行なわれるポイヤーダには理由があったのだ。
その多くが人助けの資金集め。家族や知り合いが事故にあって入院したとき、病気が直らず薬が必要なとき、手術の費用がまかなえないとき、学費(都市や外国に留学するとき)を調達するときなど、家族や近所の人々が計画してポイヤーダを開くのだ。
また、小さな村では公共事業に必要な資金を集めるために毎週、週末になるとポイヤーダを開く。そこで集まったお金を、下水道をつくったり、電気を引くのに使ったりする。
学校の行事としても週末のポイヤーダは人気がある。ただ町角に立って募金を募るよりも、楽しく鶏肉を食べながら寄付してもらうポイヤーダは、クスコの人の日常生活に根付いた素敵な習慣なのであった。
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