見てきたようなウソをつき por 微笑問題
ars gratis ars
   古屋雄一郎
Vol.48
ガルシアとロドリゲス

A : アメリカの国税調査局が11月17日に発表した統計によると、アメリカで最も多い苗字は「スミス」。まあこれは昔からだけど、今回の調査で初めてヒスパニック系の苗字がベストテンに入った。8位が「ガルシア」、9位が「ロドリゲス」。10位は「ウィルソン」で、「マルティネス」が僅差で敗れた。そのうち「マルティネス」も上位十傑に入るかもね。
B : 俳優のアンディ・ガルシアとか、映画監督のロバート・ロドリゲスとかかな。
A :

他にももっともっと大勢いるけど。

B : で、「オオタ」と「タナカ」は何位なんだよ。
A : 少数派に決まってるだろ!アメリカなんだから。太田と田中って、爆笑問題かよ。
B : なんだかんだいってライバルだからさ、気になるんだよ。しかし、そう考えると俺たちに苗字がないのは不便だな。
A : いいんだよ、そんなこと考えなくて。
B : ま、AとBだから「ABブラザーズ」ってとこかな。そういえば中山ヒデちゃんはテレビで活躍してるけど、相方の松野大介は小説家に転身してから鳴かず飛ばず。高田文夫が編集長をつとめる雑誌『笑芸人』に連載コラムを持っているとはいえ原稿料はそう高くないだろうし、どうしてるんだろうなあ。ちゃんとご飯食べてるのかなあ…。
A : ボケが長いよ!それに漫才コンビ「ABブラザーズ」を覚えてる読者はほとんどいねえよ!
B : ぐたぐだ言ってないで話を先に進めろよ。
A : お前に言われたくねえ!アメリカのヒスパニック人口は90年代に58パーセントも増加して、全人口の13パーセント近くに達した。今回の統計は2000年の国勢調査に基づいてるんだけど、「ガルシア」は前回の18位から8位に、「ロドリゲス」は22位から9位に急上昇。上位30位にヒスパニック系の苗字が七つも入ったんだよ。残り五つは「マルティネス」と「ヘルナンデス」「ロペス」「ゴンザレス」「ペレス」。
B :

なんか、みんな大リーグの選手みたいだな。

A : たしかに、大リーグはプエルトリコとかドミニカとかの中米出身者が多いよね。
B : ホームラン王のジェニファー・ロペスもプエルトリコだし。
A : ジェニファー・ロペスは芸能人だ!
B : 芸能界の“お騒がせホームラン王”って意味だよ。
A : それならパリス・ヒルトンとか言えよ。
B :

でもベン・アフレックと破局したあと、ホアキン・コルテスと付き合ってた時期があっただろ。やっぱりヒスパニック系同士、気が合うのかな。

A : 知るか!どうでもいいだろ、そんな女性週刊誌的な話は。
B : しかしジェニファー・ロペスがすごいのは、父親がデヴィッド・ロペスで母親がグアダルーペ・ロペス、姉がレズリー・ロペスで妹がリンダ・ロペス。なんと、家族全員ロペスなんだよ。
A : あたりまえだろ!家族なんだからよ!
B : 愛称は“ジェニロペ”だから、お姉さんは“レズロペ”とか呼ばれてるのかな。
A : なわけねえだろ!
B : エロエロ姉妹かよ!
A : うるせえ!