スペイン旅行でフラメンコを見たい!という人の強い味方になりたいのがこのコーナー。スペイン各地にあるフラメンコのライブハウス、タブラオをご紹介していきます。

タブラオは観光客でも気軽に訪れることができるところ。入場料をはらってお酒や食事をしながらフラメンコを楽しみます。客の中心は観光客。でも、だから質が悪いということはありません。未来のスターを探しに、あなたも出かけてみませんか?

文・写真 志風恭子

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カサ・カルメン〔セビージャ〕 
Casa Carmen

セビージャのセントロ(町の中心地区)からトリアーナ橋へ向かう、レジェス・カトリコ(キリスト教両王ですね、世界史おもいだしますね)通りを、橋の手前三つ目の大きな通りを、橋にむかって右にはいったところにあるのが、カサ・カルメン。2005年の5月にオープンしたばかりの新しいフラメンコ・スポットだ。

実はここは真夜中にはサルサとかのディスコバーになるところ(らしい)。そこを会場に、20時半という比較的早い時間から1時間のフラメンコ・ショーがおこなわれているのだ。これがカサ・カルメン。

でもタブラオではない、と店主のアントニオ氏。
「ここで行われるのはフラメンコのリサイタルなんです。踊り手、歌い手、ギタリストの3人によるステージは、シンプルですが、本物のフラメンコをみてもらうことができます

ショーは正味1時間ほどで出演者は日替わりという。
出演予定者はHPで手軽に確認することができる。下のEspectaculoのところをクリックし、programacionをクリックすればカレンダーがでてくるので、希望の日をみればその日出演予定のアルティスタがわかる。

わたしがみにいった日は踊りがアマドール・ロハス、歌にロサリオ・アマドール、ギターにホセ・アセドという面々。

開店は19時半。お客さんは外人さんがほとんどで英語やドイツ語が飛びかう。でもスペイン国内の観光客風もあり。入場料が12ユーロと安いせいか、皆しごくカジュアルなかっこうだ。

15分遅れで開幕。
最初は入口に座って入場料を徴収していたお兄ちゃんが舞台へあがり、スペイン語、英語、フランス語でアルティスタの名前をいい、写真は最後の15分だけOK、携帯は切っておくようにと注意。ちょっとした劇場風である。

まずはカンテ・ソロ。カンティーニャスを堂々と歌ったロサリオは日本でもおなじみの歌い手フアン・ホセ・アマドールらのファミリーだとか。レブリハーノなどのコーラスでも活躍しているというが、いや、声もいいし、なかなかのもの。
伴奏のホセ・アセドは同名のギタリストの息子で、ファミリア・モントージャなどの伴奏もしているというトリアーナっこである。

いよいよバイレ。
蛍光水玉のブラウスの上に別珍の長いジャケット、そしてその上にマントン、ベルトの代わりの三つ編み…という姿で現れたアマドール・ロハス。

けっこうびっくりしたというのが本音。
昨年のビエナルではジェルバブエナ舞踊団にいたはずなのだが、うーん、この衣裳のセンスは。。。25分くらいの長いシギリージャ。ギターソロをはさんで今度はアレグリアスを踊り、さかんな拍手をあびていた。

最後はお約束のフィン・デ・フィエスタのブレリア。1時間をちょっと超えてショーはおしまい。

こういうかたちだと出演者によってかなり変わるだろうから、また日をあらためて訪れたいものだ。
出演は若手が多いが、歌では何度も来日しているナタリア・マリンやアンダルシア舞踊団で活躍したエミリオ・カベージョなどもいる。また踊りではセビージャに教室をひらいているフアン・ポルビージョも。

セビージャに長逗留の人なら何回か通って、お気に入りのダンサーを探すのもいいかもしれない。

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カンテのロサリオ・アマドールとギターのホセ・アマド

この日の踊りはアマドール・ロハス

「けっこうびっくり」だった衣裳

お店の雰囲気はこんな感じです


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