フラメンコの発表会って、「左から3番目がうちの娘よ!」とか「後ろの列で顔が半分しか見えてないけど、あれはきっとお母さんだ」とか「まあ、○○チャン、あんなに綺麗になっちゃって」など、次から次へと登場する生徒達とその身内の人達が主人公のとても暖かい場なのでしょう。そんな雰囲気に紛れ込むと、何だかフラメンコを見ようとやってきた自分が浮いているように思えます。
その中で大沼由紀エストゥディオブレーニャの発表会は一人異彩を放っています。完成度の高さにおいて他のスタジオに引けをとらないのはもちろんですが、由紀さんが何よりも大切にしている「形から入るのではなく唄を聴き、ギターを聴き、それに反応して踊る事」が充分伝わって来るからです。
フラメンコファンにとっては最も楽しい瞬間です。今回もアルバロを初め三人のカンタオールを揃える贅沢さ、二人のギタリストと相まって深いコミュニケーションをステージの上で繰り広げてくれるでしょう。期待してます。
ペンション アリスのレストラン 沖 秀夫
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