2009年 日本フラメンコ協会 第18回新人公演 バイレ・ソロ部門 準奨励賞
多田美和子(ただ・みわこ) 「アレグリアス」
今回の出場はいつごろ決めましたか?どのような課題と目標を持ちましたか?

昨年の新人公演後すぐだったと思います。昨年は賞という形で残せなかったため、来年も出場しよう!という思いで始まりました。このとき、曲はまだ決定してなく、リベンジでロマンセを踊ろうかとも思いましたが、昨年夏にカディスでアレグリアスコンクール第二位獲得された中田師匠の踊りをユーチューブで見た瞬間、これがフラメンコだ!最高!おもしろい!いい!こんな風に踊ってみたい!と強く思い、曲はアレグリアスに決定となりました。

今年は脱力、安定、がんばるだけでなく楽しみ楽しませる、グアパにみせる。に焦点をおいて練習してきました。
前回までと気持ちや取り組みで特に変えた点はありますか?

見に来てくれる人の気持ち、期待に応えられるような技術・表現力をつけなければ、、、ということを、昨年とは比べようもないほど強く思いました。踊りに責任を持たなければ、、、楽しみにしてくる人たちが残念がらないように、、、観客に笑ってもらわねば、、、。そして、6月のスペイン行きを決めたころくらいだったか、受賞めざすぞ!という気持ちが強くなりました。

当日はどのような気持ちで臨みましたか?特にどこが良かったと思いますか?反省点はありますか?

昨年はとにかく脱力ができずじまいで大変なことになってしまったので、リラックスを心がけました。しかも、出演が一番最後ということもあり、いかに本番までリラックスして過ごせるか、自己管理を徹底しました。

リハ終えて直後、中田師匠からのアドバイスが本番の成果につながりました、ありがたく思います。リハ前も本番前もとくにバックとの練習はせず、疲れさせないように、疲れないように、本番は大きく息を吸って吐いて〜をして脱力にむけて呼吸を整えました。

自分を信じて踊ろう!と何度も言い聞かせながら舞台へ。歌ぶりは思う存分気持ちよく踊れました。表現したかったことがやれている瞬間瞬間に、自分でオレ〜と心でさけんでました。

受賞した今のお気持ちと、今後の目標、ご予定を教えてください。

支えて下さったアルティスタのみなさん、中田師匠、応援に駆けつけてくださったみなさん、空にいる友達のおかげで強くなれました。そして、これまで私をフラメンコの道へ導いてくださった先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。いつまでも私の中で先生方の素晴らしい踊りが記憶に焼きついています。そういう心に響く踊りを私も目指してこれからもっとたくさん鍛錬していきます。

9月26日 土曜日に恵比寿サラアンダルーサにてライブ出演させて頂く事になりました。今後はスペイン人との共演、タブラオに参加する機会をたくさん作りたいのと、スペインへもまた行きたいと思います。

生きられている歓び、踊りができる喜び、表現できる歓びを忘れずに、フラメンコという伝統・芸術に責任をもって表現していける踊り手でありたいと思います。

(C)エー・アイ 撮影:内藤勉

【フラメンコ歴】
11年
【師事した先生】
鍵田真由美・佐藤浩希、中田佳代子、今枝友加、大沼由紀、その他スペイン人