バイレ群舞部門 努力賞
スタジオ・トルニージョ

スタジオ・トルニージョ(木村ゆり、荒川世里、松井綾乃、高野泉、大島いち子
、重田かおる、吉田優子 / 敬称略)

写真提供/(株)エー・アイ  高橋忠志

前々からトルニージョとしては初の新人公演群舞出演について、志保先生から話が出ていました。今回、その話が煮詰まってきたので、申し込みました。いつかはソロで出演したいという思いもありましたので、現場の空気を感じたいという意味でも出演を決意しました。

出演者は7人です。それぞれ年齢、フラメンコ歴も様々で、個性豊かなメンバーだったと思いますが、プライベートでも仲が良く、お互い助け合ったり、刺激し合う事ができ、いいメンバー構成だったと思います。

志保先生には、群舞と言えども個々の個性を大事にし、揃えることよりも、それぞれがコンパスを感じ、表現する事が、最も大切だと指導して頂きました。個々で自由な表現を許されるという事は、コンパスを感じる事を常に意識させられ、勉強になると共に、とても苦労しました。

とにかくリラックスする事、体調に気をつける事、皆のモチベーションが一致することに気をつけました。しかし、リハーサルの時点では、いい仕上がりとはとても言えなかったため、本番直前になって、追い込みの練習をして、一気に士気が上がりました。
何よりも、私達自身の技術云々ではなく、未熟な私達を引っ張って行ってくれた志保先生の指導力と忍耐力。そして、振付・構成による受賞だと考えています。吉田光一さんにも的確なアドバイスを頂いたり、実力者の石塚隆充さん、西井つよしさんの支えにより、受賞に繋がったと思います。
とにかく嬉しいという感覚よりも、ビックリという気持ちの方が大きかったです。今になってやっと賞を頂けたことの実感が沸いて来ています。『努力賞』の意味、色々な受け取り方はあると思いますが、選考者の先生方々の助言と受け取り、噛み締めている所です。

今まで通り志保先生に師事します。今回新人公演に出演した事をきっかけに、個々の課題がそれぞれ明確に感じられたのではと思います。一人一人が自分の課題に取り組み、自分の踊りを探して行く事を目標に、さらなるステップアップをしていきたいと思います。

(回答:木村ゆりさん)


フラメンコ舞踊のテクニックと表現力を身に付けている踊り手たちが、ひとつの世界に身を投じて、ソレア・ポル・ブレリアの深い色合いを踊った。群舞ならではの構成・展開の面白さが、単なる数の迫力ではなく魂の塊となって、フラメンコの世界をどっしりと表現していた。

舞踊面からみた調和とフラメンコ性の融合がフラメンコの群舞の課題であると思うが、フラメンコの群舞とはこうあるべき、というひとつの典型を示したと思う。これまでの群舞参加作品の地平を質的にひとつ越えた画期的な作品。そういう意味では、努力賞ではなく奨励賞に匹敵する出来だったと、個人的に感じている。


新人公演出演のきっかけは?
どのようなメンバー構成でしたか?
最も苦労した点は?
本番当日に、心がけたことは?
受賞したのは、どこが良かったと思いますか? 受賞の感想を聞かせてください。
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