安定した技術力とドラマチックな感情表現がひとつになって、味わいあるソレアを踊った小松なつ美。ステージの上の彼女からは心地よい緊張感が発せられ、見るものを刺激した。踊り手としての総合力を持っている人で、それが一曲をひとつの世界として踊りきる原動力になっていたように感じた。
もともとは芝居をやっていたという彼女。役者としての特技づくりで始めたフラメンコだったが、いつしかフラメンコが彼女の中心になった。「もともと言葉で表現することが苦手だったので、体で表現するフラメンコ舞踊が合っていたんだと思います」、と小松。フラメンコを始めて2、3年後には、タブラオなどで踊り始めていたというから、フラメンコの踊り手としては、かなり早い上達振りだったとうかがえる。 「フラメンコをもっと追求して自分らしいフラメンコを見つけたい」と語る彼女。同時に、「フラメンコ以外のジャンルの音楽活動している仲間とコラボレーションしたライブもやっていきたいです」とも。ニュートラルな感性を感じさせる、彼女の今後の活動に、注目したい。
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