ムイ・フラメンコなアイレを、ここまで自然に、ここまで気持ちよく粋に、日本人が表現できるのか!という感慨を覚えたほどの出来。お見事!というほかない。抜群のフラメンコ・センスは歌い手として体得したものの上にあるのだろうか。昨年のカンテ部門に続く奨励賞受賞。ソロ2部門での受賞は新人公演始まって以来のこと。
歌い手としては今や“売れっ子”である彼女のバイレへの挑戦は、それ自体注目を集めたが、本人にとっては極めて自然なことだったようだ。
「ずっと練習を続けてきました。その延長線上に新人公演がありました。歌の時は、本番で鍛えられ学んで、気がついたら受賞していたという感じでしたが、踊りは練習量が格段に違います。それだけに嬉しさも大きい」と、今枝。歌と踊りの違いを尋ねると、「唱は伴唱がほとんどですから、踊り手を支えなきゃいけない、というプレッシャーが強いです。その点、踊りは自己表現としての解放感があります」。「歌はもちろん続けていきますが、ステージで踊る機会が増えればうれしいです」とも。これからますます彼女の活躍の場は広がってゆくことだろう。
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