高円寺駅北口から徒歩1分。細い住宅路を歩いていると突然、女性の話し声が聞こえてきた。階段を地下に降りると、そこがスタジオ・エストレージャス。声の主が佐野由布子さんだった。
まだレッスンが始まったばかりだというのに、たいへんな熱気。この日の生徒は4人。ギターがついている。常に動き、声を出す佐野さん。が、生徒に一瞬でもミスがあるとギターは中断。どこがいけないか、なぜそうしなければならないか。丁寧な説明がなされる。
ちょっとした体の角度、手の位置。一つひとつに意味があることを佐野さんは熱く生徒に話す。「わずかな動きでも、それがギタリストや歌い手への信号となる。それが伝わらなければならないんです」。この日のクラスは中級の、すでに発表会やライブ出演を経験している生徒だったが、それでも、初歩的な説明に立ち帰って佐野さんの説明が続く。小人数クラスならではの光景だ。
場所柄、レッスンの後に生徒とお酒を飲む機会も多いという。「私より年上の方も多く、フラメンコ以外のことで、いろいろと教わることがあります。クラスを持つことができて、私はすごく貴重な場を経験できているんだと感謝しています」と佐野さん。これまでは経験者中心のクラス構成だったが、今回、新たに入門・初心者のクラスを作り、指導領域を広げることとなった。「あえてセビジャーナスからではなく、初心者の方にも実践的なことから教えていきたいんです」(佐野さん)と構想を語ってくれた。 「もちろん、経験者の方も歓迎です。お気軽にお問い合わせください」(佐野さん)
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