フラメンコモードの発信地といえば、なんといってもセビージャ。タブラオ、劇場、ビエナル(※1)、 フェリア(※2)、

アカデミー、フラメンコショップなど、 フラメンコに関するものすべてが集まるこの街なら、最新フラメンコファッションを発信しているのもうなずけますよね。

※1:2年に1回の世界最大級のフラメンコの祭典。※2:別名春祭り。1週間続くお祭り。人々は衣装に身を包み、夜な夜なセビジャーナスを歌い、踊る。
 
  セビージャがフラメンコ衣装で大盛り上がりをみせるのは、フェリア期間。フェリアのために、毎年新しい衣装を用意する、なんていう気合の入った人もいるほど。フェリアが近づくと、街はわさわさ。衣装屋さんは、ショーウィンドウの飾り付けに全精力を注ぎます。生地屋さんだって、負けてられない!衣装用の生地を店頭に「これでもかっ」と言わんばかりに並べるのです。

 フェリア衣装には、当然のごとく流行があります。あっ、そうだ!ここでちょっと豆知識。<スペインにおけるフェリア衣装=日本の浴衣>なんですよ。どういうことかというと、毎年流行があって、毎年とはいかないまでも、買いかえる人もいる。大人も子供も着る。そして、ある時期のある目的だけのために着る。どうです、けっこう説得力あるでしょ?

 

 
  さて、そろそろショーウィンドウでも見てみますか。おっと、そのまえにひとつお断り。かなり晴天の日に撮影したので、日光がショーウィンドウに反射してしまいました。見づらい写真も多いですが、ご勘弁を!
 では改めて、本題へ。今年のキーワードは「ブラック&ホワイト」。花柄でも水玉でも、シックな白黒が目に付きます。

 

 スカートはというと、マーメイドが主流。セビジャーナスを踊るくらいならマーメイドで問題ないけど、他の曲を踊る場合には、ちょっと踊りづらいかな。シルエットはきれいだけどね。切り返しの部分をなるべく上のほうに持ってきて、しぼりをやや少なめにすると、だいぶ踊りやすくなりますよ。いずれにしても、マーメイドで踊るときには、フレアーのとき以上にスカートさばきを研究する必要あり。

 

 マーメイド変形バージョンも登場です。まずは、らせん型。これは、スカートの飾りフリルがぐるぐるとらせん状に縫い付けられているもの。写真はかなり上から付いているけど、もう少し下からでもきれい。こちらはそれほどマーメイド傾向は強くないようですよ。見ている人は、ちょっと目が回るかも???

 次は、つまみ型。スカートの一部分をちょんとつまんだ形になっている。1ヵ所だけの型もあれば、前2ヵ所、後ろ2ヵ所という型もある。これだと、フリルにアクセントがついてひらひら感も増すから、華やかに見せたいときにはいいかもしれないね。
 写真のような柄違いの2段重ねのスカートとか、同柄の3、4段フリルのスカートによく使用されています。ちょうどおしりの上あたりにつまみを付けると、おしりをふりふりしたときに、ぴろぴろ揺れてかわいいよ。

 それでは次回、続きをお楽しみに!

文・写真 轟 志津香