酒井 ソシアルダンスって、男性がいないと踊れないですものね。逆に女性が踊れなくても男性がしっかり踊れれば大丈夫といいますよね。
板坂 タンゴとフラメンコの両方をやった人に聞くと、フラメンコの方が動きが激しい分、大変みたいだけど。
酒井 たしかにソシアルダンスの場合、年配の方も多いですものね。
板坂 それにしてもアルゼンチンタンゴのあの、ベッドイン直前のあやしい雰囲気というのは日本人には絶対に出せないね。どうも日本人が踊るとラテンダンスっぽく見えちゃう。あの、髪にベッタリ脂をつけたギラギラ感というのは、日本の男性には出せないものなあ。
酒井 やっぱりテレがあるんでしょうね。
 |
板坂 まして、踊りのカップルというのは夫婦の場合が多いからね。夫婦で今さらステージでそんなことできるかっていう部分があるんだと思う(笑)。私も奥さんとフラメンコのパレハを踊ったりするんだけど、親戚から「恥ずかしいからやめてくれ」って言われたこともありますよ。「家でやれ」って(笑)。 |
酒井 えー、そうですか?見ていて羨ましいって思いますけどね。そういうのって、日本人の気質には合わないのかしら。
板坂 たしかに、僕自身、やりにくいっていう部分もあるね。
酒井 やはりそのへんが日本人男性の発想ですね(笑)。
板坂 新鮮味がないとね。妻とだったら当たり前のことすぎて面白みに欠ける。迷いがありながら自分が攻めていくという、そういう感じがないと踊っていてあやしい感じは出せないのかもしれない。
酒井 やはりソシアルの場合も夫婦の場合が多いんでしょうね。フィギアのペアも恋人同士とか、やがて結婚するというパターンが多いみたいですものね。
|