「やっぱりタンゴとフラメンコの組み合わせはいいね」

板坂 でしょう?どんなにいい男でも、金を持ってなきゃダメということ。でも女性も20代だと、金の無い男を私が支えてあげなくちゃと思ってしまうらしい。フラメンコをやっている女性にはそういうパターンが多くてね、私は何人もそういう生徒を見てきた。結局、そういう女性たちは自立しているわけなんですよ。逆に自立していない男に対して自分にない脆さを感じて、ああ、いたわってあげなきゃという母性愛が出てくるのだと思う。馬鹿だね。

酒井 でも、スペインに行ったら向こうのダメ男には母性愛は出さないかもしれませんね。

板坂 ふつう男は、相手の女性があまり金持ちで生活力があってバリバリ仕事をするようだと、ちょっと引いてしまう部分があると思うんだ。ちょっと弱さがあって、自分が支えて上げられる女性の方がいいわけですよ。これも、やっぱり馬鹿だね。

板坂 とにかく、きょうは見終わったあと対談なんかやっている場合じゃないんだ。

酒井 スイートルームに直行ですか?(笑)

板坂 残念だなあ。この後、打ち合わせが入ってて…なんてね(笑)。でも、タンゴとフラメンコの組み合わせというのは、やっぱりいいよね。フラメンコに欠けているものがアルゼンチンタンゴにはある。それと、アルゼンチンタンゴはそれなりにリッチな感じがするんだけど、どうもフラメンコというのはそういう感じがしないな。これは、フラメンコの発祥の由来を考えると仕方がないことなんだけど。実は僕も昔、フラメンコのステージにタンゴを取り入れたことがあって、その時にアルゼンチンタンゴを習ってビゼーのカルメンを踊ったことがあるんですよ。

酒井 タンゴって足さばきが大変なんでしょう?練習中にケリとかが入りそう。

板坂 女性はラクなんですよ。もちろんセオリーはあるけど、男性のリードに従って好きなように動いていればいいんです。その分、男性は大変だけどね。もっとも、日本にはリードして踊れるほどの男性がなかなかいないんだよなあ。


今回の対談場所はここ!
品川プリンスホテル
クラブ EX 〔エックス〕
東京
品川プリンスホテル エグゼクティブタワー3階に位置し、さまざまな催し物を世界の銘酒やホテル特製の料理とともに楽しめるクラブ形式の円形ホール。中央の円形ステージを囲むように客席が配置され、さらに階上には個室を含むバルコニー席が用意されている。
●東京都品川区高輪4-10-30( JR線・京浜急行品川駅高輪口より徒歩2分)
●電話:03-3440-1111(代表)
www.princehotels.co.jp/shinagawa



お二人が鑑賞したタンゴドリームス3 〜フラメンコとの出会い〜のご紹介はこちら

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第1回 酒井冬雪さん
(エッセイスト)

第2回 宮野ひろみさん
(舞踊家)

第3回 田代 淳さん
(タブラオ「カサ・デ・エスペランサ」オーナー)
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