「フラメンコをやると、フェロモン過多になる…」
板坂 酒井さんのエッセイ読ませてもらったけど、すごいね。よくあれだけネタがあるなと感心しちゃう。私には書けないなぁ、ああいうのは。
酒井 私にとっては、お料理のレシピ集を書いているのと同じような感覚なんです。ここで塩コショウを入れて、っていう感じ。
板坂 フラメンコについては、どんな印象をお持ちですか?
酒井 もともと踊りが好きで、フラメンコを習おうと思った時期もあったんですよ。
板坂 ふだん物を書いていて、体を動かすことはしているの?
酒井 クラシックバレエを子どものころに習って、今も少しやっているんです。いっそ、娘と二人、親子でフラメンコを習うっていうのはどうですか?
板坂 子どもは上達が早いですからね。新しいことの吸収が驚くほど早くて、親の方が途中で追いつけなくなることが多い。そうなるとみじめだから、親子の場合は、母親が娘の衣装とかステージをコーディネートする役に回った方がいいと思うな。
酒井 妹がフラメンコをやっていたのですが、やりだしたら私の方がハマりそうだってよく言われるんです。
彼女は大学で創作ダンスをやっていたし、そもそも性格が体育会系で、踊りが好きなんです。
でもフラメンコの場合、自分で踊っていてプッと笑っちゃうんですって。バレエもそう。どうしても真剣な顔をしてできないって。で、今はフラダンスをやっています(笑)。そういえば妹が以前、フラメンコは性格がナルシストでないとできないって言っていましたけど。
酒井 私、バレエとかで男性の踊りを見ても、ちょっと…と思うんですけど、男性のフラメンコの踊りを見ると素敵だなあって思いますよ。
板坂 それはフェロモンの問題でね。フラメンコはフェロモン過多になる…ってここでは言っておきます。酒井さんもフラメンコをやれば、もっとフェロモンが出るようになりますよ。そもそもみんなに内蔵されているもので、溜まっている人もいるわけだから。それを自覚して表現するには最適ですよ。
酒井 溜まっている人って…私ですか?今までの分が溜まっているのかしら(笑)。
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