フラメンコ舞踊家、板坂剛さんが毎回ゲストを迎えてフラメンコ談義。第1回はスーパーエッセイスト、Jスパ!の「イケてる女の恋人選び」でも人気の酒井冬雪さんをお迎えしました。もちろん、対談の舞台はスペインレストラン。さて、話はあちこちに飛びまくり、思わぬ方向に…
 第1回 男と女の間にフラメンコがある
      酒井冬雪さん(エッセイスト)
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「フラメンコをやると、フェロモン過多になる…」

板坂 酒井さんのエッセイ読ませてもらったけど、すごいね。よくあれだけネタがあるなと感心しちゃう。私には書けないなぁ、ああいうのは。

酒井 私にとっては、お料理のレシピ集を書いているのと同じような感覚なんです。ここで塩コショウを入れて、っていう感じ。

板坂 フラメンコについては、どんな印象をお持ちですか?

酒井 もともと踊りが好きで、フラメンコを習おうと思った時期もあったんですよ。

板坂 ふだん物を書いていて、体を動かすことはしているの?

酒井 クラシックバレエを子どものころに習って、今も少しやっているんです。いっそ、娘と二人、親子でフラメンコを習うっていうのはどうですか?

板坂 子どもは上達が早いですからね。新しいことの吸収が驚くほど早くて、親の方が途中で追いつけなくなることが多い。そうなるとみじめだから、親子の場合は、母親が娘の衣装とかステージをコーディネートする役に回った方がいいと思うな。

酒井 妹がフラメンコをやっていたのですが、やりだしたら私の方がハマりそうだってよく言われるんです。

彼女は大学で創作ダンスをやっていたし、そもそも性格が体育会系で、踊りが好きなんです。

でもフラメンコの場合、自分で踊っていてプッと笑っちゃうんですって。バレエもそう。どうしても真剣な顔をしてできないって。で、今はフラダンスをやっています(笑)。そういえば妹が以前、フラメンコは性格がナルシストでないとできないって言っていましたけど。


板坂 フラメンコはモロに自分が出てしまう踊りだから。変身しているつもりでいても、実は自分のままなんですよ。バレエの場合だと、自分を捨てて別人格になりきっていられる部分があるような気がする。一般的に言うところのナルシストとはちょっと違った意味で…。もしかしたら、バレリーナよりナルシストでいられるかもしれない。フラメンコの方がね。


酒井
 私、バレエとかで男性の踊りを見ても、ちょっと…と思うんですけど、男性のフラメンコの踊りを見ると素敵だなあって思いますよ。

板坂 それはフェロモンの問題でね。フラメンコはフェロモン過多になる…ってここでは言っておきます。酒井さんもフラメンコをやれば、もっとフェロモンが出るようになりますよ。そもそもみんなに内蔵されているもので、溜まっている人もいるわけだから。それを自覚して表現するには最適ですよ。

酒井 溜まっている人って…私ですか?今までの分が溜まっているのかしら(笑)。


今回の対談場所はここ!
スペイン レストラン・バル
La Begonia
ラ・ベゴーニャ
東京/広尾
2002年末、広尾にオープンしたレストラン・バル。オーナー、ヘッドシェフ、マネジャーの3人がそろって20歳代。「スペインでは当たり前の、レストランとバルを分けたスタイル」にこだわった、本格志向の気概にあふれる店として人気。
●東京都港区南麻布5-15-25 広尾六幸館ビル2F(地下鉄広尾駅から徒歩1分)
●電話:03-3442-9133
●営業時間:バル11:00〜23:00(金・土曜は〜26:00)レストラン11:30〜14:00、18:00〜23;00
●定休:不定期

おふたりはランチをご賞味されました (ワインはオプション)


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