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去年の9月に赤坂から高田馬場に移ってきたのですが、コンサートは赤坂のスタジオのときから四季折々、頻繁に行ってきました。フラメンコを少しでも身近なものとして見てもらいたいと思いまして。生徒にとっても、人前で踊る機会が増えますし、見る人が多いと、練習に身が入って踊りの度胸もつきますからね。
今回の「Balentineday's Fiesta」は、クラシックとのコラボレーションという初の試みでもあるんです。フラメンコを見るのは初めて、という人も大歓迎。どなたでも気軽にいらしてほしいですね。今後も、こういう機会を多く持ちたいと思っています。実はいま、新たな作品として「椿姫」を作っているんですよ。
とにかくフラメンコを少しでも幅広く、多くの人に踊ってほしい、見てほしい、というのが私の願いです。教室の生徒もOL、主婦の人を中心に、幼稚園児から中高年まで、あらゆる世代の人がいらっしゃるんですよ。フラメンコを決して難しいものとはせず、どんどん見てほしいし、踊りを習うのも、ご自分のあいた時間に行けばいいくらいの気持ちで気軽に来てほしいんです。
いまはフラメンコを踊ることと教えることの喜びでいっぱい
ふだんのレッスンは、体を柔らかくすることと心から楽しく踊れることをモットーとしています。
実は私、ストレッチの講師も15年ほど経験しました。それで、レッスンの始まりと終わりには入念にストレッチを行っているんですよ。フラメンコは踊りの前に、まず体づくりが大切。美しい踊りを踊るには、上半身と下半身のバランスをよくすることです。
| 発表会は年に1回、ほかに先ほどのスタジオ・コンサートを年に4回行っています。また、生徒の希望があればタブラオ、テアトロへの出演も可能です。
私は、レッスンのあとに必ずスタジオで生徒とお茶を飲む時間を作っているんです。そこで、その日のレッスンについての話をし、質問を受けるようにしています。これはもう、レッスンの一部ですね。生徒にとっても、練習中は聞けなくても、一息ついた時間だと聞きやすいという面もあるでしょう。みんな、ティー&クッキーのアフターレッスンが楽しみなようですよ。
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好きなアーティストはアントニオ・ガデス。私にフラメンコとの出会いを与えてくれたから。女性ではスペインで踊りを師事したマリア・マクダレナ。現在活躍中のジェルバブエナもいいですね。カンテではチョコラーテが好き。
踊りで好きなのは、女性の情念の世界を表現するペテネーラとタラントス。見るのはアレグリアスとガロティン。見るのは明るくて楽しい曲が好きなんです(笑)。 |
今は"お稽古ブーム"で、フラメンコも気軽に始めて、いやだったらやめればいい、という風潮がありますけど、私としては、皆さんにはできるだけ長く続けてほしいですね。「継続は力」です。1曲1曲、自分の踊りとして仕上げていく喜びをぜひ味わってほしいんです。
いまの私は、フラメンコを踊ることと教えることの喜びでいっぱい。フラメンコを一生懸命習いたいという生徒には、私も一生懸命指導します。新しい生徒に教えるということは、私にとってはまさに"未知との出会い"。新しい世界を見るような思いなんです。
今後もフラメンコとクラシックのコラボレーションに
取り組んでいきたい
私は大学のとき、ソシアルダンス部に所属していたのですが、たまたま友人とスペインに旅行する機会があって、そこでアントニオ・ガデスの舞台を見たんです。衝撃的な感動を受け、フラメンコに対して、なにか日本人の血と同じものが流れていると感じました。
そのときは、そのまま日本に帰ったのですが、フラメンコへの思いがつのるばかりで、のちにマドリッドのアモール・デ・ディオスで踊りの勉強をしたんです。

個人レッスンも行っていますので、お気軽にお問い合わせください。 |
日本では本間三郎先生の舞踊団に所属していました。15年ほどいたのですけど、その前後を含めて何度かスペインに留学しました。先生は当時、アモール・デ・ディオスではNo.1の講師だったマリア・マクダレナでした。自分の教室を持ったのは87年。生徒の勉強のために、赤坂でタブラオ「Casa
de YUKA」を主宰していました。 |
そうそう、いまの高田馬場のスタジオはレンタルも行っているんですよ。コンパネが10枚敷いてあって、全面鏡張り。1時間1000円と安いし、練習が終わったら、お貸しした鍵はポストに入れておいてくださればいいようになっています。とても使いやすいシステムなんですよ。
今後も、フラメンコを身近なものとしてどんどん作品を発表していきたいですね。「フラメンコとクラシックのコラボレーション」は、今後の私の課題として取り組んでいきます。「Balentineday's
Fiesta」のあとは、6月28日の発表会が控えています。これもいま、企画中。どうか楽しみにしていてください。たくさんの皆さんにおいでいただくと、うれしいです。
取材・文 藤戸良彦
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