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「あっ」という間に、前回のエッセイから4ヶ月も経ってしまいました。この期間中、スペインと日本を往復してしまいました。今回の帰国も「Jスパ」の原稿のテーマになるような出来事がたくさんありましたが、それはおいおい書いていくことにして、数ヶ月ぶりにスペインに戻っての感想。
「食事がまずーい!」
成田からフランクフルト経由でマドリッドのバラハス空港に着いたのが午後8時。タクシーでヘレスまでの夜行バスが出るバスターミナルに移り、カフェテリアで夕飯をとりつつ11時出発のバスを待っているところです。
注文したのはミックスサンドのフライドポテト添えとハイネケンの瓶ビール。しかし、まずい!サンドイッチの中身はベーコン、ロースハム、チーズ、トマトとレタスにマヨネーズソース。こんなにいろいろ入っていてなんでうまくならないのか??
ちなみに食パンは油で焼いてあります。フライドポテトは、添えてあるというよりは、サンドがポテトに埋もれてるというほどの量。そして完全に冷えきっている。お店の人に渡されたのはマヨネーズ2袋。揚げたイモにマヨネーズって超過カロリーもいいとこだよね。さてビール、せっかくちょっと奮発して外国メーカーのハイネケンを頼んだというのに、これがヌルイのだよ!コップに注ぐと泡があふれてトレーにこぼれてしまった。
眠くて、疲れてて、寒くて、暇で、孤独で、(料理の値段が)高くて、おまけに全部まずいなんて!!!がっくし、、、。
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目の前の壁にかかった、さまざまな料理の大きなパネル写真を眺める。ふんふん、一見おいしそう。でもよーく見れば、フライか脂かマヨネーズ味だ。野菜料理の写真はグリンピースの煮物のみ。
「ワオ、スペインに戻ってきてしまったのね!」と嘆く。今回の日本滞在で「日本かぶれ」してきた私は、即座にジャパニーズフードを頭に思い浮かべる。この際、ご飯にお味噌汁、とまで本格的にはいかなくてもさ、カレーライスとかハンバーグとか野菜炒めとかラーメンとか、日本での料理ってこてこてになり過ぎないようにバランスが考えられてるよ。カレーには福神漬け、ハンバーグには必ず野菜が添えてある。野菜はサッと炒めてるだけだからみずみずしいし、とんこつラーメンにだってねぎが入ってるぞ!
1時間後にバスが出る。更に食文化の乏しい南スペインへ向かうためだ。深いため息とともに「よかった、ヘレスでは彼氏(腕のいい料理人)が側にいてくれて」と安堵する、久しぶりに「スペイン」を味わった私なのでした。
| これを書きながら、前回の日本帰国のときに成田空港で食べた朝定食も最低だったことを思い出した。ご飯も鮭も味噌汁もひじきの煮物もおしんこも、ものの見事にまずかった。これから入店しようとするお客さんに「やめときな」と言いたくなったほどである。そして、こんなんで飲食業が成り立つ世の中に軽い怒りを感じつつ、ふと自分を振り返る。愛情のない料理を何回作ってきたことか、、、、。料理において愛のあるなしはバレないもの、と思っていた。それが、めんどくさがり屋の言い訳だと気付いてしまった今日からは、おいしいものを作らなければ。 |

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