スペインでは、大小合わせて年間200以上のお祭りがあると言われています。歴史、文化、伝統に培われた郷土色豊かなお祭りが、スペイン各地で開催されます。また最近では、小さな村が村おこしなどのために始めたユニークなお祭りも見られるようになりました。今回は、日本ではあまり知られていないお祭りを紹介します。
写真・文/浅野ひろ子
クライマックスでは神輿が海の中へ担ぎこまれ、担ぎ手だけでなく、興奮した村人達も海に入り、「ビバ・ラ・ビルヘン・デル・カルメン!(聖母カルメン、万歳!)」の掛け声と共に水しぶきが上がる。
マラガ県東部アサルキア地方の山の中の小さな村アルマチャルで、近年、村おこしのために始めたのが、“アホブランコ祭り”だ。アホブランコとは、冷たいガーリックスープ。アホ(ニンニク)・ブランコ(白)という名前の通り、白い色をしていて、マスカット葡萄と一緒に食べるのが特徴だ。
村の中には10箇所近いアホブランコの試食ポイントが設置され、無料で配られる!マラガワインの試飲と干しブドウの試食もある。また、この日は干しブドウ博物館も無料公開となる。
まるで七夕のような飾りつけと、手作りの愛嬌ある人形で村中が彩られる。伝統的な民俗音楽と旗を使ったダンスを披露するグループ“パンダ・デ・ベルディアレス”も、村の中を練り歩く。
村の中心部に設置されたメインステージでは、フラメンコライブも行われる。そしてクライマックスは、深夜に行われる“グラン・モラガ(焚き火)※”だ!
<アホブランコの作り方> ・皮をむいたアーモンド 100-125g ・固いパン(ミミを取り湿らせたもの) 1枚 ・ニンニク 2、3片 ・オリーブオイル 250cc ・ワインビネガー、塩 少々 1)皮をむいたアーモンドとニンニクにオリーブオイル少量を入れてすりつぶし、少しずつ湿ったパンを加える。フードプロセッサーを利用してもOK! 2)少しずつオリーブオイルをたらしながら、スムーズな白いペースト状になるまでかき混ぜ続ける。通常、20分以上かかる。 3)食卓に出す前に、冷たい水を加える。凝固しないようにご注意を!必要であれば、塩とビネガーで味を調える。 ☆マスカット葡萄を添えて食卓に出すのがポイント!
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