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3月下旬のマヨルカ島、やって来て以来、雨ばかりである。タクシードライバーのトニーさん、手ぶりを混じえて「恵みのアグア(雨)は緑の木と草花を育ててくれる。」と言う。ようやく小やみになった雨の中、アーモンド畑を走らせ小さな街に着いた。城壁に沿って高台に登りつめると、広々とした視界が開けた。雨に洗われた青い山々、緑の野、赤瓦の連なる住居、美しい風景があった。ここはアルタ! 光に輝く街に感動!草を食む羊や、新芽を出したイチジクの木、大好きなアマポーラの赤い花の咲きみだれる風景を、照りつける太陽の下で描き続けた。
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