出会い

出会いのきっかけは、ぺぺ曰く「真っ青な空に包まれて、太陽が最後の力を振り絞って僕達を照らしている中、運命の出会いがあった」(りえ爆笑)とのこと。正直、出会いの説明は少し難しいです。お向かいに住んでいたので、必然的に知り合いになったと言う感じ。

私は他の多くの日本人と同じように、フラメンコの踊りの勉強をしようとセビージャに来ました。他の留学生との相違点といえば、来てすぐに仕事を始めたこと。トリアーナという、古くからの香りと伝統と、人付き合いの残る地区に住み、働き、どっぷりそのなかにつかっていました。

ぺぺと出会って、結婚するまでは、お互いあまり考えていないです。ぺぺ曰く、「まあ、本当にこの人だ!という人と出会ったら、分析とかコンフィルマシオンとかあまりしないんだなあ」という感じ。あれよあれよとここまで来てしまったという感じ。まあ、お互いのフォルマ デ セール(性格)とか育った環境とか趣味とか、そういうものに安心と共感を感じたのは当然だけど。

国際結婚で問題があるといえば、やはり語学です。ぺぺは一切日本語が話せないので、私の友人や家族とのコミュニケーションが非常に難しいです。常に私という通訳がいるのは彼にとっても、私の家族や友人にとっても、一つの壁になってしまいます。
 
年齢差についてはお互い問題ないです。ぺペ曰く、僕よりだいぶ若いけど、充分大人だから問題ないとのこと。私てきには、特別子供扱いされるわけでもないし、何でも相談してくれるし、私の意見も尊重してくれるので、ありがたいです。

 
ペペさんとダリ君。
海がとてもきれい


すべて手作りの結婚式
夫婦で踊ったブレリア

結婚式は、本当に満足のいく式ができました。
 
私はキリスト教ではないので、混信仰の挙式だったのですが、神父さんがいい人で、よくやってくださいました。神様へのお祈りの時も、『自分の信じる神様に祈って下さい云々』、とかおっしゃってくださって。病める時も健やかなる時も云々と言う時も、日本語でおっしゃってくれたし。私の家族への配慮だと思います。コーラスの人も来てくれて、華やかな式でした。

披露宴は本当に手作りの暖かいものになりました。ウエディングドレスはベールも含めて私の友人の手作り。料理はぺぺの家族と、私の友人と、手分けして、全部手作り。招待状も友人の手を借りて手作り。真四角の封筒を作って、自分達で糊で貼ったんです。会場準備もぺぺの友人達の手をかりて、テーブルから、花からデコレーションから全部自分達の手で。引き出物はCDだったのですが、これも、コピーから、カバーまで全部友人達の手によるもの。それぞれみんなプロフェッショナルなので、出来上がったものたちは、すべて素晴らしい出来でした。

また、披露宴も盛り上がってくると、私の友人達が弾き、歌い、ぺぺの友人達がパーカッションで参加、花嫁、花婿を始め皆で踊り。と、本当に暖かくて楽しい式でした。なかでも、夫婦で踊ったブレリアは大爆笑。ぺぺは踊りなんて全然知らないのに、結構立派に踊ってました。

 
里絵さんとダリ君。
「よく食べてよく寝て、
とっても育てやすい子」


忙しい毎日でも
家族との時間を大切にしたい

普段の生活は「忙しい」の一言です。

ぺぺは100人以上収容できるバーを経営してるので、しかも、普通に働いているので、起きて働いてごはんを食べて寝る、という感じ。ストレスをためないようにするのが大変です。

今は5ヶ月になったばかり“ダリ”もいるので、彼に対しての責任もあるし、本当にお互い忙しいです。私は妊娠と同時に仕事を止めたのですが、今はまた仕事を始めようと思っています。ダリとのんびりしたい反面、ぺぺがそんなに働き詰めにならないように助けたいというのもあるからです。


ただ、うちのバーはセビージャで一番雰囲気があって、お洒落で、いい値段で、美味しい、という自負があるので、ぺぺも誇りを持って働いてくれてるのが嬉しいです。
 
ダリについては、二人ともスーペル コンテントです。ぺぺはメホール デル ムンド、グアポ デル ムンドとのこと。本当に、日に日に成長していくだりの姿を見ているのはとても楽しいです。いろんなことに興味を示すし、よく食べてよく寝て、本当に育てやすいいい子なんですよ。

来年には、もう一人、今度は女の子が欲しいな、と言っています。そして、こどもたちにとって、経済的にも精神的にも不足がないように、沢山働いて、でも、家族で過ごす時間を沢山持ちたいと思います。難しいけど。

でも、やっぱり家族で過ごす時間が沢山持てるようにするのが一番かな。

取材・文 角田美恵子

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